2000年5月9日未明、京都大原の寂光院が何者かによって放火され、本堂が全焼し、鎌倉時代初期の作とされる重要文化財「木造地蔵菩薩立像」も真っ黒に焼け焦げてしまいました。その後本堂は再建され2005年6月から一般公開されましたが、地蔵菩薩像を元の姿に戻すことは不可能でした。 寺社・仏閣はほとんどが年月を経た木造建築のため、火をつけられると瞬く間に燃え広がってしまいます。先述したように防犯対策をしなければ見つかりにくい環境にあるため、放火犯にとっても「火を点けやすく、確実に逃げられる」場所と言えます。実際、2011年に起こった神社・寺院の火災発生件数86件のうち、放火・放火の疑いのある火災は3割以上を占めています。 貴重な建築物と文化財を守るため、そして何より命を守るためにも、しっかりとした防火対策が求められます。
放火対策の基本は、新聞紙や段ボール箱等の燃えやすいものを建物の外に放置しないよう心がけることです。これを徹底するとともに、炎センサーを屋内・屋外の各所に取り付けることをお勧めします。
泥棒にとって常に手の届く場所にあるお金。それが賽銭箱です。
賽銭箱は現金が入っているにも関わらず無防備であることが多く、中の現金をこまめに取り出す、賽銭箱を台座に固定する等の対策をとっていても、お賽銭を盗まれた、賽銭箱を破壊されたといった被害が絶えません。
賽銭泥棒対策に役立つのは、人感センサーや、傾斜検知送信機・倒れセンサ送信機・振動検知送信機です。賽銭箱に不審者が接近したとき、または賽銭箱が斜めにされた・倒された・振動を加えられたときに光と音、音声で威嚇撃退します。
「自主機械警備システムNEXT」を導入していれば、何らかの異常事態が発生したときに、各種センサーが異常を検知した瞬間にその場で侵入者が最も嫌がる「音と光」で威嚇撃退すると同時に住職や宮司の携帯電話をはじめ関係各所最大5箇所の連絡先に即座にメールと音声で連絡が入ります。
さらに「遠隔監視システムi-NEXT」を連動させると、例え外出中であっても、現地の防犯カメラが映しているリアルタイムの画像と音声をiPadやiPhoneで確認可能。カメラを遠隔操作することで現地の状況を詳細に確認できます。また防犯カメラに犯人が映っていた場合、iPad等で画像を30秒以上確認していれば「録画ボタン」を押すと30秒前の映像から遡って録画できるため、犯人逮捕のための決定的な証拠を手に入れることができます。防犯機器や照明・空調のON/OFFの切り替えも遠隔操作で可能です。
もしも十分な防犯対策をしていなかった場合、神社仏閣ほど泥棒にとって「盗みやすい環境」はありません。逆に、しっかりとした防犯対策をとってさえいれば、下見の段階で泥棒は諦めます。
セキュリティハウスが目指しているのは、まさにそうした『予防』のための防犯です。
まずは泥棒の侵入経路を特定し、境内の各所や、本堂、文化財収蔵庫等の外周に赤外線センサーや人感ライト、防犯カメラや音声報知器等を設置。
複数の防犯機器が効果的に取り付けられていることを見せつけます。また扉の鍵は、簡単に破壊されない頑丈な錠前を2個以上つけておくことをお勧めします。
それでも泥棒が侵入を試みたときは直ちにセンサーが検知し、フラッシュライトや大音量のベル・サイレンで相手を威嚇。同時に事務所等のコントローラーに知らせます。
泥棒が「ここは侵入しにくい」と感じるのは、目・音・光・時間の4つの要素が揃った防犯システムが装備されているときです。「防犯カメラで姿を見られる・記録される」「警報ベルが鳴って周囲の人間に聞かれる」「ライトで姿を照らされる」「鍵を開けるために5分以上かかる」、このような場所での犯行は泥棒にとって非常にリスクが高いため、避けようとします。これを侵入防止4原則といいます。
セキュリティハウスの防犯システムが「侵入させない」最大の効果を発揮しているのは、この4原則に対応して構築されているからです。
「自主機械警備システムNEXT」を導入していれば、何らかの異常事態が発生したときに、各種センサーが異常を検知した瞬間にその場で侵入者が最も嫌がる「音と光」で威嚇撃退すると同時に住職や宮司の携帯電話をはじめ関係各所最大5箇所の連絡先に即座にメールと音声で連絡が入ります。
さらに「遠隔監視システムi-NEXT」を連動させると、例え外出中であっても、現地の防犯カメラが映しているリアルタイムの画像と音声をiPadやiPhoneで確認可能。カメラを遠隔操作することで現地の状況を詳細に確認できます。また防犯カメラに犯人が映っていた場合、iPad等で画像を30秒以上確認していれば「録画ボタン」を押すと30秒前の映像から遡って録画できるため、犯人逮捕のための決定的な証拠を手に入れることができます。防犯機器や照明・空調のON/OFFの切り替えも遠隔操作で可能です。
遠隔監視システムi-NEXTは、いつでも、どこにいても、現場の監視カメラがとらえている映像と音をiPadやiPhoneでリアルタイムに確認できるシステムです。
自主機械警備システムNEXTと連動させると、異常の連絡を受けた直後に現場の状況を動画と音声で確認して適切な対応がとれるため、まさにセキュリティの最強コンビといえます。
無住寺の仏像が狙われています!
長い歴史を持つ寺社・仏閣は、所蔵されている仏像や神像、絵画や工芸品、典籍などはもちろん、建築物そのものまで、日本がこれまで歩んできた歴史と文化を正しく理解するために欠かせない国民の財産です。
そんな貴重な文化財──特に仏像を狙った窃盗事件が、2003年ごろから全国で多発しています。中でも被害が多いのは、意外にも、住職が常駐していない無住寺です。
私たちは「有名な寺の重要指定文化財が狙われる」と思いがちですが、泥棒の考えは違います。誰もが知っているような有名な文化財は「これは盗品だ」と足がつきやすいため、「侵入し易い寺の、あまり知られていない仏像」が狙われ易いのです。盗まれた仏像は質屋やインターネットオークションなどで販売されています。
たとえ指定外の仏像であっても、信者の人々にとっては大切な心のよりどころです。「泥棒に狙われている」という危機感を持ち、しっかりと対策をしましょう。
又、屋内はもちろんのこと、海外からの観光客の中には、塀に落書きや油をまかれたり(器物破損)、放火、といった被害が発生しています。
泥棒や放火犯にとって、最も重要なことは「人目に付かず確実に逃げられること」。
神社仏閣は下記の通り、犯人にとって「犯行しやすい環境」であるということをぜひ認識し、少しでも防犯対策することが重要です。
・昼間に「観光客、参拝者を装って下見」が可能。誰にでも開放されている場合が多いため、いつでも下見や犯行を行うことができる。
・樹木に囲まれており、道路など外部からの見通しが悪く、死角があるため、犯行の姿が外部から見られにくい。
・夜間暗がりがあり、隠れたり犯行を行うのに適している。
・誰にでも開放されているため、たまたま誰かに出くわしても参拝者を装い逃げることが可能。
・大切な仏像や宝物、賽銭などが手に届くところに置いてあり、周囲に人目がない時間帯が多い。
・無住の寺社も多く、異常が発見されにくい。又、重要文化財以外の仏像は映像や記録が少なく足がつきにくい。